こんにちは。みやぎ奨学金問題ネットワークです。
私たちは、生活が苦しく,奨学金の返済に困っている方の相談を無料で受け付けています。
奨学金の相談窓口というと,奨学金以外の相談には対応していないと思われるかもしれませんが,そんなことはありません。
相談担当者は全員弁護士ですので,奨学金以外の法律相談にも対応することが可能です。
1 どんな相談ができるの?
例えば,生活が経済的に苦しい方は,奨学金の他にも借金をしていて,その借金の返済も困難になっている場合があります。そのような方から相談を受けた場合,弁護士が関与して借金の整理をすることが可能です。
弁護士ができる債務整理の手段としては,主に①任意整理②民事再生③自己破産があります。
① 任意整理
任意整理とは,弁護士が債権者(お金を貸す人)と交渉して,借金の総額と月々の支払金額を減らす手続です。
② 民事再生
③ 自己破産
民事再生と自己破産は、裁判所を介する手続です。
簡単にいうと、②民事再生は借金の総額を概ね5分の1くらいに減額して、その減額後の金額を3年から5年の長期分割で支払っていく手続です。
③自己破産は,借金すべての支払い義務を無くす手続です。そのかわりに、手元に財産があればお金に換えて債権者に払う必要がありますが、99万円以内の財産は、当面の生活を維持するために、手元に残すことが認められていますので、家財道具や預貯金を根こそぎ奪われるようなことはありません。
④ その他
もちろん,裁判所の手続きを経ることなく、奨学金の支払いを一時的に猶予してもらったり,毎月の返済額を減らすことで生活再建が可能な場合は,返済猶予制度や減額返済制度の利用をお教えいたします。
2 費用はどれくらい掛かるの?
⑴ 法律相談
当ネットワークへのご相談だけでしたら、無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください。
⑵ 法的手続きを弁護士に依頼する場合
相談の結果、任意整理・個人再生・自己破産などの法的手続を弁護士に依頼することになった場合は、弁護士費用がかかります。
ただ、借金問題でお困りの方には、弁護士費用を用意するのが難しい方もたくさんいらっしゃいます。
その場合、収入や資産が一定額以下であれば,「法テラス」(収入が少ない人のために国が弁護士費用の建て替えをする機関)の「民事法律扶助制度」を利用して弁護士費用の立替をしてもらうことで、月々5000円の支払いで弁護士に法的手続きを依頼できます。
法テラスを利用するための収入要件と費用の目安は下記URLを参照ください。
法テラスHP
② 弁護士費用・司法書士費用の目安
(なお、生活保護を受けている方の場合は,受給している期間中は法テラスへの返済が一旦猶予されます。さらに、自己破産手続終了後も引き続き生活保護を受給している場合は,申請により,上記費用すべてが免除されます)。
弁護士費用は高額だと思われる方もいらっしゃるかと思いますが,自己破産の手続をとることで,何百万円もの借金を無くすことができると前向きに考えることもできます。
3 借金問題以外の相談はできるの?
その他,解雇・雇止めにあって収入が無くなり,奨学金の返済ができなくなる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方は,当ネットワークの弁護士が相談に乗り,奨学金の返済猶予制度を利用しつつ,労働事件として解雇・雇止めの無効を争っていくことも可能です。
相談のイメージは持っていただけましたか。このように当ネットワークでは,奨学金だけの問題ではなく,奨学金問題に関連・付随する問題にも対応しますので,一人で抱え込まず,お気軽にご相談ください。
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